参加スタッフ50名を超える大規模プロジェクト

弊社で担当したプロジェクトのモデルケースをご紹介します。

概要

ゲーム機器
コンシューマゲーム
ジャンル
JRPG
プロジェクト期間
3年
担当範囲
背景
NPCモデリング
モンスターモデリング
モンスターモーション

シリーズを通して継続的に制作に携わっているタイトル。個性的なキャラクターを成長させながら物語を進めていく、王道のJRPGです。今回のプロジェクトは、50名を超えるスタッフが参加する大規模なプロジェクトでした。モデリング、モーション作業ともに、膨大な作業量となるため、効率の良さとクオリティの統一を保つためのマネジメントが重要でした。

プロジェクトの体制

プロジェクトマネージャー
1名
リーダー
モデル担当 6名
モーション担当 5名
モデル担当
25名
モーション担当
22名

プロジェクトの流れ

シリーズものとはいえど、通常は各タイトルの制作が無事に終了したらチームは解散となり、新たにチームを結成することが多いです。しかし、弊社スタッフの安定的な品質や進行管理をみて、継続的に発注をいただいています。今回も、同じメンバーを中心にチームを組成してプロジェクトがスタートしました。

最初に設定資料やデザイン画をもとにキャラクターの仕様をお客様とすり合わせました。たとえば、モデリングでは断面の構造や材質、関節の位置や可動域など。モーションではキャラクターの性格や特徴に合わせた動きや表現など。お客様と制作スタッフの間で思い描くキャラクターの方向性が定まったのち、3DCG制作作業に入りました。

大規模な案件ゆえに膨大な作業となるため、3DCG制作作業中は以下のような工夫をして業務の効率化に努めました。

  • 適切な作業担当割り振りとスケジュール管理
  • 修正コストを抑えるためにラフチェックをこまめに行う
  • 繰り返し行う作業をピックアップし、スクリプト開発によって自動化

途中、各チームの構成や担当者の変更なども行いましたが、プロジェクトマネジメント力を活かし、円滑な進行で終えることができました。また、数多くのスタッフが関わることで、スタッフの成長にもつながるプロジェクトとなりました。

課題と解決策

大量の成果物を安定的に納品するには、チーム全体のリソース管理を適切に行うことが重要です。そのために、進行状況に合わせたスタッフ増員のオーダーにも対応できるよう、チーム外にも目を向けたマネジメントを行いました。

また、制作の内容としては、モデリング・モーション制作ともに、お客様からの指示がない部分まで考えて、提案・協議しながら進めていく必要があります。イラストでは見えない部分を立体として成立させるためにどうすればいいのか、このキャラクターならどんな行動を取るのか、資料を深く読み取り、お客様と密にコミュニケーションを重ねることで解決していきました。

プロジェクトに参加した社員の声

スタッフA

学生時代に実際にプレイしたことのあるタイトルなので思い入れがありました。私にとっては初めて関わるプロジェクトでしたが、データに触れ、開発に携わることで内部の仕組みを深く理解する良い機会になりました。様々なクリエイターが肉付けし合いながら魅力的なキャラクターを作り上げる流れを体感できました。製品版が発売されるのをとても楽しみにしています。

スタッフB

研修ののち、本プロジェクトに配属されました。しばらくの間は、比較的難度の低い業務を担当していました。その後、新規キャラクターのモデリング業務を担当することになり、難易度が上がるため、最初は非常に不安に感じていました。しかし、取り組み始めると問題なく業務を進めることができました。業務に取り組んでいる間に、段階的に技術力が培われたと感じています。

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