難易度の高い急な依頼にもチームで臨機応変に対応
弊社で担当したプロジェクトのモデルケースをご紹介します。
概要
- ゲーム機器
- コンシューマゲーム
- ジャンル
- アクションRPG
- プロジェクト期間
- 2年
- 担当範囲
- プレイヤーキャラクターバトルモーション
モンスターバトルモーション
カットシーン
長年多くのファンに愛されているRPGゲームです。様々なアニメーションの手法を組み合わせて使用する必要のあるプロジェクトでした。プレイヤーキャラクターは基本的にモーションキャプチャー、モンスターは手付けモーション、カットシーンはシーンによって両方を組み合わせるという柔軟な対応が求められます。特長の異なるキャラクターやモンスターが多数登場するため、それぞれを活かす3DCG制作を行いました。
プロジェクトの体制
- プロジェクトマネージャー
- 1名
- リーダー
- 4名
- キャラクターバトルモーション担当
- 3名
- モンスターモーション担当
- 10名
- カットシーン担当
- 7名
プロジェクトの流れ
本プロジェクトの直前に担当していたプロジェクトの終わりがけに、お客様から「いま稼働している御社のスタッフに別のプロジェクトでも継続的に依頼したい」とお声がけいただいて始まったプロジェクトです。
私たちがプロジェクトに参加した時点で、すでにワークフローが確立され、制作は3DCGの量産体制に入っていました。そのため、仕様やワークフローで問題が発生することはありませんでしたが、モデリングやセットアップに遅れが発生しており、担当作業の変更などがありました。
開始当初は、キャラクターバトルモーションとモンスターバトルモーションのみの発注でしたが、プロジェクト全体の遅れを鑑みて、人員を増加しカットシーンの制作も担当することになりました。
人員増加時の工夫として、カットシーンのチーム全員を新規メンバーにするのではなく、既存メンバーの半分をカットシーンチームにアサインすることで、これまでのプロジェクトの状況をスムーズに共有できました。
プロジェクト後半には多くのスタッフが、特定の作業だけではなく、幅広いパートの作業に対応できるようになり、お客様からも「非常に助かった」と評価していただきました。
課題と解決策
難易度の高い作業や時間のかかる作業を担当していると、スケジュールに余裕がなくなってくることが往々にしてあります。このプロジェクトでも、アニメーションの手法を複数使用していたりと、同様のケースが度々発生しました。その都度、自分の担当作業を終えたスタッフが、他のスタッフのヘルプに入り、作業負荷を分散することでプロジェクトが大幅に遅れることなく済みました。弊社ならではの、個人ではなくチームとして働くスタイルで乗り切ることができました。
プロジェクトに参加した社員の声
入社して間もない時期に、長年プレイしていたタイトルに携わることができ、嬉しさとモチベーションがどんどんと高まったことを覚えています。
有名なタイトルである分、求められるクオリティも高く、業務について行けるのかと不安もありましたが、先輩がしっかりとレクチャーやフォローをしてくれました。また、仲間と情報共有をしながら作業を進めていく中で、自身のスキルアップやチームで制作していくことの楽しさを実感できたプロジェクトでした。